2014年2月23日日曜日

第3回 近江屋洋菓子店

穏やかな冬晴れの午後、日曜のため人通りもまばらな神田淡路町。カラーブックスの時代のオフィスビルと見間違えるようなシンプルでクールな佇まいの近江屋洋菓子店がありました。


昭和40年代のビルにあるこの店舗は、一般に思うところの洋菓子店の装飾は全くありません。


ところがドアを開けて店内に入ると、
可愛らしいリボンをかけた贈答用のお菓子の包みが目に入ります。


今日は日曜のためベーカリーはおやすみでしたが、イートインのテーブルとカウンターは若い人で賑わっていました。飲み物はドリンクバーになっていて、珈琲、紅茶、ココア、新鮮な果物のジュースはデキャンターでガラスの器で冷やしてあり、セルフサービスでいただくことができます。


ドリンクバーの野菜スープは茶釜のようなポットで温められています。


ショートケーキの他に焼き菓子類も豊富で、昔懐かしいマドレーヌ、ドーナツ、パウンドケーキが感動的でした。


有名なイチゴショートはデコレーションケーキを独り占めしているような気分で、思わず興奮しました。


マイルドでコクのあるオレンジババロアになんとバームクーヘンがデコレーションしてある贅沢なケーキ。


この次はドライケーキやクッキーの詰め合わせは自分用でもこの美しい包装紙に包んでリボンをお願いしようと心に決めました。




帰り際に、テキパキと働くお店の年配の婦人が、「ありがとうございます。狭いところで」とお声をかけて下さいました。「とんでもない、心休まるモダンで懐かしい大切にしたい空間です」という思いを込めて「ごちそうさまでした」のご挨拶を返しました。

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